物欲の波。
iPhone 3Gが発売になりますね。iPhone。とても気になる今日この頃です。
もともと今のiPod(現在は初期のnano所有)にグラグラきていたので、新しいiPodを買うくらいな
らiPhoneを買えばいいじゃん!などと勝手に買う方向で納得してみたり(今のケータイauでしょ・・
という外部からの激しいツッコミあり・・)。
ただ、今使用しているMEDIA SKIN、nanoのデザイン、コンパクトさ(機能少なめ)ともに気に
入っているので、何も考えずに飛びつくほどの状態でもないんですが・・・物欲の波は確実にキテ
ます。
この波を乗り越えて、さらに次の波も乗り越えるくらい、現在のモノを持ち続けることができれば、
MEDIA SKINもnanoも、今よりもっとカッコよく思えてくると思うのですが・・・・・。どちらも流行り
に左右されないモノでしょうから。作り手もそんな気合いで作ったモノであると勝手に思っていま
すし。
建築は流行にのって作ったとしても何十年も残ってしまうものです。そんな仕事にかかわる人間と
しては、自分の気に入ったモノを長く持ち続けて、時代が変わった時にそのモノがどう見えるか、
確かめてみることも必要かもしれません・・・・・などと屁理屈を言いながら我慢我慢。
もし物欲に負けて買ってしまったときは、常に新しいモノに敏感に触れていないとダメだよねって
言い訳しますけど・・・・・。
本日の音楽:The Dandy Warhols [thirteen tales from urban bohemia] 10 bohemian like you
この曲ボーダフォンのCMでした。iPhon、ソフトバンクからなんですよね・・・・・・。
年下でも年上。
先日、吉田晃輔さんという大道芸人さんの、お話とパフォーマンスを見る機会がありました。
来月、中国ゴマ(お椀を2つくっつけたようなコマを柄のついた紐で操るやつです)で世界大会
に出場するとのこと。お話の中でも「絶対優勝してきます!」と力強くおっしゃっていました。
一番印象に残ったのはこの優勝宣言。誰しも何かにチャレンジするときは、頂点を目指して
取り組むと思うのですが、口に出して「宣言」はなかなか出来るもんじゃありません。宣言通り
の結果にならなかったら・・・・ということもありますが、何より過程(練習)で気を抜くことができ
なくなりますよね。私なんかは自分に甘えて宣言できないタチです。
そんな吉田さん、昼間は会社で働いて、毎晩8時から深夜2時まで練習、休みの日はボランテ
ィアでイベントなどに参加と・・・やはり世界に行く人はハンパじゃないです。しかもそれが「楽しい」
とのこと。(吉田さんの言っている「楽しい」は、やりがい・充実・挑戦、という意味での楽しさだと
思いますが。)すごいです。
こんな場面で、いつも不思議なのは、高いレベルで活躍している人を見ると、自分より年下でも
年上に思えてしまうことなんです。サッカー選手、プロ野球選手、オリンピック選手はもちろん、高
校球児でさえなかなか年下に思えてきません(自分の見た目は完全におじさんなのに、お恥ずか
しい話ですが)。
一流の人たちを無意識に尊敬しているのか?圧倒されてしまっているのか?はたまた自分の
精神年齢が低いのか?よくわかりませんが、やっぱり吉田さん(22歳)も年上に思えてしまい・・・。
これから精神年齢を上げていくためには、吉田さんのように高次元で楽しむこと、何か宣言して
自分を縛ること・・・ですかね。
本日の音楽:COLDPLAY [A Rush Of Blood To The Head] 05 Clocks
持っているCDの中でも今までに聴いた回数はかなり上位。もうすぐニューアルバムがでます。
たのしみです。
計ってみよ。
私が在籍していた竹下一級建築士事務所の竹下社長は、とにかく現場に来る人でした。
現場事務所で図面チェックや打ち合わせをしていると、予告なしで来て現場を見ているんです。
現場監督さんも私たち所員も社長を見つけると、あわててヘルメットと図面を持って現場へ。そこ
では所員や監督さんにいろいろなツッコミが入るんですが、よく言われたのは「まがって取り付け
ていないか?計ってみよ」(みよ・・は「みよう」ではなく「みなさい」の意味)。実際計ってみると・・
許容範囲内ではあるものの、まがっていることも・・・・。「ほらみろ。そんなことも気づかんかった
のか!」とのお叱り。
そんな風に指摘すれば、なんだって当たるよ・・・・なんて思うこともあったのですが、常に疑って
(施工者さんを信用していないという意味ではありません)見ているのと、そうでないのとでは、チェ
ックの精度が全然違ってくるんです。極端な話ですが、きっとまっすぐだよね・・・と見ていれば、ま
っすぐでないものも、ますっぐに見えてしまって、チェックから漏れてしまう可能性もありますから。
そんなことを教えていただいたと理解しているんですが・・・(社長、間違っていたらごめんなさい)。
案を練るとき、図面を描くとき、材料を選ぶとき、現場をチェックするときなど、あらゆるケースで現
状を疑ってみることで、新しいモノ、より精度の良いモノができていくんだと思います。
ヒネクレ者で行こう!ではなく、いつでも先入観のないまっさらな気持ちでいこう!です。いたって
素直な人間ですので誤解しないでくださいね(笑)。
本日の音楽:Live [The Distance To Here] 04 Run To The Water
入社2・3年めの頃よく聞いてました。以前も書きましたが、大好きなロックバンドの一つ。日本で
もっと売れたらいいんですけど。
車中妄想。
音楽と妄想。私が移動時間にしているのは、この2つ。
車・電車・飛行機、どの交通手段の場合でも、好きな音楽をBGMに「妄想」してます。移動中は
机に向かって「さあ、考えるぞ」と構えるのと違って、リラックスしていろいろ思い浮かべられるんで
すよね。ですから「妄想」という表現になるのですが・・・・(机に向かって「さあ、妄想するぞ」では
逆に変ですものね)。しかもメモをとれない状況が、さらにいい。(その場で紙に書いて成り立たな
いことが判明すると、瞬時に盛り下がってシュンとしてしまうので・・・)しばらく頭の中で妄想して、
気分が盛り上がりきった状態で、机に向かうと、ぐんぐん進みだすんですよね。ですから、私にとっ
て「妄想」は、何かにとりかかる時「これから楽しくなるぞ」という期待感・モチベーションを高めるた
めの儀式のようなもの。
今までの経験の中では、車の運転中が一番いい「妄想」できてます。運転していて、あまり深く思
考できない状態が、ちょうどいいんでしょうか。時々、妄想案にドキドキして汗をかいてしまったり・・
・・(笑)。バカですよね。
バカついでに、いい「妄想」のために、好きな車と最新のipodが欲しい・・・・なんて。
本日の音楽:Death Cab For Cutie [Narrow Stairs] 01 Bixby Canyon Bridge
いい妄想ができそうな曲(笑)。繊細な印象ですが力強い高揚感もあります。ジャケットも良いです。
マイボトル。
「1秒の世界」という本を知っていますか?
同題名でTBSの特番にもなっていたので、知っている方も多いかと思います。1秒の間に地球上
でどんなことが起こっているのか・・・ページごとに簡潔に書かれている本です。環境問題を考える
内容なのに、めくる前もめくってからも、読むまでは、そういう本には見えないキレイなデザイン。
本棚に並べておいても、時々開いても、うれしくなる本です。内容はスケールも大きくてショッキング
なので「うれしい」は不謹慎ですが、環境問題は個人個人が、辛い顔をして取り組むのでは長続き
しないでしょうし、広がってもいかないでしょうから、環境問題の本のデザインが「うれしくなるような
もの」であるのは、とてもいいことのような・・・・・。
環境問題を直接訴えるような歌より、ずっと付き合える良い歌を買ってエコに、
ただ純粋に楽しめるライブに行ってエコに、
好きな植物を愛おしく育ててエコに、
お気に入りのマイ箸やマイボトルを持ってエコに、
なったらいいですね。
渡辺家のマイボトル。計画中なのですが、こだわりすぎて、なかなか買えません。これも考えもの
(一番エコにならないパターン)。昨日も出かけた際に我慢できず、缶コーヒーを買ってしまいました。
今週末こそは・・・・・。
本日の音楽:RADIOHEAD [IN RAINBOWS] 03 NUDE
ダウンロードで購入する方がエコなんでしょうが、どうしてもCDで買ってしまいます。ジャケット、
アートワークを手元に置いておきたいんですよね。このアルバムは、CD発売よりかなり前に
まずダウンロードのみで発表(しかも値段は購入者が好きに決める)されました。