くうねるところにすむところ。
子供たちに伝えたい家の本というテーマのシリーズ。
いろいろな建築家の皆さんが、いろいろな視点で「建築」を絵本にされています。青木淳さん、伊東
豊雄さん、千葉学さん石田 敏明さん・・・・現在20巻位は出ているのではないでしょうか。
その中で私のお勧めは、妹島和世さんの「物語のある家」と、阿部 勤さんの「中心のある家」。
妹島さんの絵本は鉄板でできた「梅林の家」の図面と、生活感のある写真がたくさん載っているもの。阿部さんの絵本は築30年以上の自邸「中心のある家(私の家)」のスケッチで構成されて
いて、そのスケッチでぬりえが楽しめるもの。
どちらの絵本も実際住んでいる人の生き生きとした生活が伝わってきます。特に「中心のある家」
は30年以上の時を住人と歩んできてもなお、魅力的なとても羨ましい家です。しかも阿部さんの
スケッチ、うまい!楽しい!細かい!最高です。
この絵本には、建築設計とは、そこに住む方が幸せな時間を過ごして、家も人も魅力的に歳を重ねて
いく・・・そのお手伝いをするシゴトなんだと、痛感させられます。
本日の音楽:STING [ Ten Summoner's Tales ] 01 If I Ever Lose My Faith in You
私はこのアルバムで初めてスティングをまともに聴きました。そんな訳で1曲目は特に思い出深い
です。スティングも時代が変わっても色褪せないアーティストの一人ではないでしょうか。