共通点の発見。
今日は、ケンチクではない分野の話で(3時間近くも・・・)大盛り上がりでした。
やっぱりモノづくり系の方とのお話は楽しいですね。
今日のような話をしていて、特にうれしいのは、業種は違っても、共通する視点や考え方、取り組
み方を発見できること。そんな方との会話は、いつか一緒に面白いことができそうなワクワク感が
あります。
しかもそれが、地元で同世代で頑張っている方だったりすると、勇気づけられますしね(寂しがり屋
なんで)。今度はお酒でも飲みながら、続きの話ができるといいですね。
本日の音楽:ROXETTE [ JOYRIDE ] 01 JOYRIDE
その昔(笑)フィルコリンズなんかと一緒によく聴いていました。スウェーデン出身の男女ユニット。
90年代、アメリカ出身でなくアメリカで流行ったポップス系バンドです。同じような境遇のバンドって
いいますと私はACE OF BASEやSavage Gardenなんかを思い出します。
イエ型のイエ。
建築ノートEXTRAに建築評論家 五十嵐太郎さんの「家型論」が載っています。
ここ数年、雑誌に取り上げられる建築もハコ型でなく、イエ型の建築が増えていますよね。この本
で特集されている平田晃久さんとか、藤本壮介さんとか、長谷川豪さんとか・・・今をトキメク建築家
が、こぞってイエ型に取りくんでいます(学生さんの作品にも、最近多くみられるカタチのようです)。
この傾向、私は90年代のモダニズムの反動(90年代に建築を学んだ世代の新しいこと?にチャレ
ンジしたいという欲求)なのかなと思ってます(私も同世代・・・)。五十嵐太郎さんの文章を読んで
いくと、家型の建築にも、それなりの歴史と流れがあると分析できるようですが・・・。
新しいものを発見したいという欲求(イエ型の家の場合、屋根の形によって現れる、今までにない
室内空間とか、「かわいい」というスタンスのケンチクとか・・・)と、建築としての確実な性能、両方
を満たすものとして、最近の建築家の「イエ型のイエ」は結構いい手法なのかもしれません。
でも、「イエ型のイエ」って、一般のみなさんにとっては、ごく普通のカタチですよね。
本日の音楽:Everything But The Girl [ Temperamental ] 03 Blame
打ち込み系のサウンド(ハウス?)なんですが、オトナな雰囲気でカッコイイです。声もジャケットも
良いです。
最前線がカッコイイにきまってる。
数日前、もうすぐ5歳になる息子に、将来なりたい職業を聞いたところ・・・
「大工さん!」と。
お父さんが「設計」のオシゴトをしているのに大工さんがカッコイイと(泣)。やっぱり子供は最前線
で汗をかくオトナに憧れるんでしょうか(私もこだわりある職人さんはカッコイイと思います)。
大工さん・運転手・スポーツ選手・・・実際に目撃できるオシゴトにはわかりやすいリアリティーが
ありますよね。
私の父はサラリーマン(未だにどんなオシゴトだったのかよく理解していません・・・)でしたので
父が一生懸命働いてお金を頂いているということを、全然理解せずにいました。小学生の卒業
文集の将来なりたい職業の欄に「苦し紛れ」で「運転手さん」書いたことを今でも覚えています。
父のオシゴトを目撃していなかったせいか、オシゴトに対して全然興味がなかったですし、自分
が働くイメージも全然わいていなかったんです(大学生になっても・・・そうでした)。
それでもオシゴトに就くことができたのは、たまたま自分の好きなこと(モノづくり)に出会ったから。
もしそうでなかったら、今でも定職に就いていなかったかもしれません。
現在の私は子供たちに見える形でオシゴトをしていますので、子供たちもお父さんが何をしている
のか徐々に理解していくのではないかと思います。でも、サラリーマン時代だってオシゴトを分かっ
てもらうチャンスは、たくさんあったハズなのに、逃していたような・・・。
お父さんは自分のオシゴトを子供に語って、子供からの尊敬を勝ち取るべき。それが子供たちの
オシゴト観を豊かにし、将来の目標を明確に持つキッカケになるでしょうし。
私の場合、設計のオシゴトが大工さんと同じくらいカッコイイと思ってもらうには、カッコイイ建物
を設計する以外にありません(それよりガンプラをカッコよく仕上げるほうが尊敬される??(笑))。
よーく見えている分、シビアに結果が求められますデス(笑)。
本日の音楽:Carol King [ Tapestry ] 02 So Far Away
秋の夜長にキャロルキングの超名盤を。「つづれおり」。また、しんみりバラードですが・・・。
ステキな本をいただきました。
昨晩、ステキな本をいただきました。
「コミュニケーション デザイン」(電通 岸勇希)。
私たちのような、モノづくり系の人からそうでない人まで参考になり、楽しめそうな、ドキュメンタリー
のような、デザイン専門書のような、ビジネス書のような(うまく表現できません(笑))・・・分類しが
たいボーダレスな本。
何より、所有していること自体が嬉しくなるようなデザインの本。
ありがとうございました!
こういった「幸せな」人間関係の中、お仕事ができる今の私は、本当に幸せ者です。
この本をくださった方、建築関係の仕事をしているわけではないのですが、明日はギャラリー間の
「安藤忠雄建築展」を見に行くそう。すごく勉強熱心なんです。私も頑張らねば(汗)。
本日の音楽:Tracy Chapman [ Tracy Chapman ] 03 Fast Car
女性アーティストの続きです。静けさの中にも芯の強さを感じるトレイシー。Fast Car名曲。名盤。
ガテンがいく建築。
日経アーキテクチャの特別版「美しい屋根2008」に興味深く、対照的な記事が2つ。
伊東豊雄さんの文章「意識しなくなった屋根という概念」と、内藤廣さんのロングインタビュー「屋根
を語る」。
どちらも屋根についてのお話なのですが、伊東さんは屋根・壁・床を意識しない建築づくり(自然界
の秩序を建築で具現化する)への挑戦を語り、内藤さんは建物に「長い時間」を与える(耐久性の
ある)気候や風土にマッチした勾配屋根による建築を語っています。
内藤さんは、人間が「こうしたい、ああしたい」といった欲の度合いが少ないほど美しい建築になる
ともおっしゃっています(デザインの割合は1割とも・・・)。
両氏のお話は、作風の違いがよく表れているものですよね(どちらも屋根についてとは言っても、
与えられたテーマが多少違いますので、比べられない部分はありますが・・・)。
何が正しいかではなく、考えたこと、表現したことに1本筋が通っているかどうか。
目指すは、破たんがなくて、どんな角度から見てもガテンがいく建築であります。
本日の音楽:くるり [ Philharmonic Or Die ] 10 アナーキー・イン・ザ・ムジーク
2回目の登場。オーケストラと共演したライブの模様を収録したCDです。最初はオーケストラと共
演って???だったのですが(今まで、ロックやポップスをオーケストラでアレンジし直したもので、
あまり良かったイメージがなくて・・)聴いてビックリ。私の生涯の名盤となりました。
最高にカッコイイです。ガテンがいきました(笑)!9から10の流れが最高です。ノリノリです。