最前線がカッコイイにきまってる。
数日前、もうすぐ5歳になる息子に、将来なりたい職業を聞いたところ・・・
「大工さん!」と。
お父さんが「設計」のオシゴトをしているのに大工さんがカッコイイと(泣)。やっぱり子供は最前線
で汗をかくオトナに憧れるんでしょうか(私もこだわりある職人さんはカッコイイと思います)。
大工さん・運転手・スポーツ選手・・・実際に目撃できるオシゴトにはわかりやすいリアリティーが
ありますよね。
私の父はサラリーマン(未だにどんなオシゴトだったのかよく理解していません・・・)でしたので
父が一生懸命働いてお金を頂いているということを、全然理解せずにいました。小学生の卒業
文集の将来なりたい職業の欄に「苦し紛れ」で「運転手さん」書いたことを今でも覚えています。
父のオシゴトを目撃していなかったせいか、オシゴトに対して全然興味がなかったですし、自分
が働くイメージも全然わいていなかったんです(大学生になっても・・・そうでした)。
それでもオシゴトに就くことができたのは、たまたま自分の好きなこと(モノづくり)に出会ったから。
もしそうでなかったら、今でも定職に就いていなかったかもしれません。
現在の私は子供たちに見える形でオシゴトをしていますので、子供たちもお父さんが何をしている
のか徐々に理解していくのではないかと思います。でも、サラリーマン時代だってオシゴトを分かっ
てもらうチャンスは、たくさんあったハズなのに、逃していたような・・・。
お父さんは自分のオシゴトを子供に語って、子供からの尊敬を勝ち取るべき。それが子供たちの
オシゴト観を豊かにし、将来の目標を明確に持つキッカケになるでしょうし。
私の場合、設計のオシゴトが大工さんと同じくらいカッコイイと思ってもらうには、カッコイイ建物
を設計する以外にありません(それよりガンプラをカッコよく仕上げるほうが尊敬される??(笑))。
よーく見えている分、シビアに結果が求められますデス(笑)。
本日の音楽:Carol King [ Tapestry ] 02 So Far Away
秋の夜長にキャロルキングの超名盤を。「つづれおり」。また、しんみりバラードですが・・・。