イエ型のイエ。
建築ノートEXTRAに建築評論家 五十嵐太郎さんの「家型論」が載っています。
ここ数年、雑誌に取り上げられる建築もハコ型でなく、イエ型の建築が増えていますよね。この本
で特集されている平田晃久さんとか、藤本壮介さんとか、長谷川豪さんとか・・・今をトキメク建築家
が、こぞってイエ型に取りくんでいます(学生さんの作品にも、最近多くみられるカタチのようです)。
この傾向、私は90年代のモダニズムの反動(90年代に建築を学んだ世代の新しいこと?にチャレ
ンジしたいという欲求)なのかなと思ってます(私も同世代・・・)。五十嵐太郎さんの文章を読んで
いくと、家型の建築にも、それなりの歴史と流れがあると分析できるようですが・・・。
新しいものを発見したいという欲求(イエ型の家の場合、屋根の形によって現れる、今までにない
室内空間とか、「かわいい」というスタンスのケンチクとか・・・)と、建築としての確実な性能、両方
を満たすものとして、最近の建築家の「イエ型のイエ」は結構いい手法なのかもしれません。
でも、「イエ型のイエ」って、一般のみなさんにとっては、ごく普通のカタチですよね。
本日の音楽:Everything But The Girl [ Temperamental ] 03 Blame
打ち込み系のサウンド(ハウス?)なんですが、オトナな雰囲気でカッコイイです。声もジャケットも
良いです。