空と海と水平線。
BRUTUSの特別編集版「杉本博司を知っていますか?」を買って
(以前の特集記事に新しい内容を加えたものなんですが、丸ごと一冊、杉本さん・・という濃い内容
になっていますので是非)
ますます金沢21世紀美術館「歴史の歴史展」(以前のブログでも紹介しました)に行きたくなって
きました!
杉本さんと言えば、なんといっても空と海と水平線をモノクロ写真におさめた「Seascapes」でしょう。
超シンプルな構図と色。見ていて、癒されるのではなく、無になる感じ(修行?)。我が事務所にも
飾っております。
(ポストカードですが・・・(笑)。→しかも、自分で買ったのではなく、森美術館に行った後輩からの
お土産です。)
この冬は、ポストカードではなく、杉本博司さんを体感したいですね。
ところで、
昨日より当サイトのWorksに、新築住宅「CITRO・ANN」の基本設計の模型写真をUPしています。
お時間がありましたら、ご覧ください。
本日の音楽:Foo Fighters [Echoes Silence Patience & Grace] 02 Let It Die
フーファイターズの最新作。前作の2枚組をイイ感じにまとめたような、内容の濃い1枚です。
彼らの中でも特に好きなアルバムですね。
嬉しく不思議なめぐり合わせ。
昨日の続きです・・・。
雑誌での堀部さんは、すごく真面目で、常に正しいことをおっしゃる方、というイメージだったのです
が、実際ナマでお話を聞いて感じたのは、自分の好きな建築や空間や考えカに対して、まっすぐな
方だということ。
ですから、周辺環境になじませても、自分の匂いを消しても、堀部さんの作品は堀部さんらしいもの
で、ブレない強いものであるように思います。
土曜日は、そんな堀部さんのお話から、たくさんの元気をもらうことができました。
そうそう、
この講演会には、夏にオープンデスクに来てくれてた学生のS君も、秋田から来ていて・・・。勉強熱
心でスゴイですよね。私の学生時代とは比べ物になりません(笑)。
S君には、オープンデスクの最終日に堀部さんの作品集をプレゼントしたのですが、そんな堀部さん
の講演会がこうやって浜松で開かれるって、なにか嬉しくて不思議なめぐり合わせでありました。
本日の音楽:oasis [ Familiar To Millions ] 18 Helter Skelter
オアシスの2001年のライブ盤です。こちらはイギリスの良心。月日が経っても色あせないメロディー
が、ここにあります。このライブ盤、私が所有しているライブ盤のなかで2番目に好きな作品(1番は
くるりのライブ盤)。演奏もアレンジも観客も熱くてカッコイイ。
静と動。
昨日は、堀部安嗣さんの講演会に行ってきました。
堀部さんは、「住宅」を多く設計している建築家。
・街並みや風景に似合った建築。
・気候や風土に逆らわない建築。
・設計者個人の匂いを消した建築。
いろいろなキーワードがあったのですが、特にココロに残ったのは、
建築は、過去の多くの積み重ねの上に成り立っていて、それを覆そうとしてはいけない。そうやっ
て、今までになかった新しいものを生み出しても、一時的なものでしかなく、残らないというお話し。
設計者もお施主さんも、それぞれに個性がありますし、気持ち良いと感じるものも違うと思います。
ですから、今までになかった新しい建築を目指す人がいてもいいと、私は思います。
でも、忘れてはいけないのは、過去(先人や歴史や風習)、や取り巻く環境(自然や街並みや協力
者)への「敬意」なんじゃないかと(いくら今までにない新しい建築でも、無から生み出されたもの、
全てが新しいものなんて、ないはずですものね)。
自分はちっぽけで無力だと理解しつつ、精一杯できることをするって感じでしょうか。
堀部さんは、そんな謙虚なココロを持った方でした。
建築雑誌などで目立ちがちな、奇抜な建築を発表する建築家を「動」だとすれば、堀部さん(堀部
さんもたくさん雑誌には出ていますが(笑))は「静」。
浜松での講演は西沢立衛さんから始まって、オトリエ・ワンの塚本さん、青木淳さん・・・で今年の
堀部さん・・・。
相対する立場の方のお話を聞くことができたのは、とても貴重な体験でした。
堀部さんのお話を聞きながら、なぜか西沢さんのお話や作品が思い浮かんできました(笑)。
本日の音楽:Counting Crows [Saturday Nights & Sunday Mornings] 01 1492
カウンティングクロウズの最新作。ロック(ハードロックではなく)の王道。アメリカの良心?。こうい
う音楽が、ずっと残っていく、聴き継がれていくものなんでしょうか。
まだ2時間目かよー。
昨日は蒲郡でのラジコン話(笑)の後、夕方から現場で、お施主さんと打ち合わせ。
現場に入った時はまだ薄暗い状態だったのですが、30分もしないうちに辺りは真っ暗に。
すると・・・現場の向かいのお宅のクリスマスのイルミネーションがキラキラと点灯し始めて・・・・
もう、すっかり冬モードですね。
時間の流れがとても速くて、めまぐるしく感じます。
(まだ夏が終わったばかりじゃなかったですか?)
子供のころのように時間の流れがゆっくりにならないのは、1日1日の刺激度がまだまだ足りない
のかも。印象深い毎日を過ごして、時間の流れがゆっくりに感じるようになりたいものです。
「まだ2時間目かよー」みたいな(笑)。
本日の音楽:Pearl Jam [Greatest Hits] 2-12 Last Kiss
コソボ難民救済のチャリティアルバムに収録されていた曲。もとはファンのためのクリスマスソング
として録音された曲です。クリスマスまであと1か月・・・。
重要な感触。
今日は、蒲郡でラジコン話に花が咲きました(笑)。
製造業の方々(みなさん私より年上デス)との打ち合わせだったのですが、業種は違ってもモノづ
くりに携わる方が子供のころからモノづくりが好きで、今でも好き(趣味)だという話は、何かとても
嬉しいです(私が小中学生の頃、タミヤのグラスホッパーとかホーネットとかホットショットとか・・・
(ラジコンです)いろいろありましたね(笑))。
ユーザーとしても、とても安心な気持ち。
だって、モノづくりが好きな人が作っているモノならば、絶対素敵な製品なハズですもん。
それにしても、プラモデルやラジコンなど、組み立てが必要な遊びは一体いつからオトナの遊びに
なってしまったのでしょうか?
答えは簡単!プラモデルやラジコンが好きな子供が、オトナになったからですね(笑)。
そうじゃなくって・・・。
つくる前の期待感
なかなか完成にたどりつかない苛立ち(いろいろな試行錯誤)
上手にできたときの興奮
・・・などなど、いろいろな過程や気持ちがカタチになって自分の手元に残る・・・その感触はとても
重要で、時代が変化しても、なくなってしまってはいけないもののような気がします。
資源のない国「ニッポン」が世界に誇るべきは「日本的な職人魂」でしょう!そんな職人(財産)を
継続的に生み出すためには、子供の頃のモノづくり体験が絶対に必要だと思います。
という訳で?只今ラジコン欲しい熱が再燃中です(笑)。→「京商アルティマ」。
本日の音楽:Guns N'Roses [Appetite For Destruction] 01 Welcome To The Jungle
いよいよ17年ぶりの新作が発売になったようですが、聴かれた方いらっしゃいます?私はまだ・・
あの頃のカッコよさイメージを壊さない変わらない音であってほしいような、新しい今の音であって
もいいような・・・複雑な気持ちでいます。いったいどんな音になっているんでしょう。