渡辺隆建築設計事務所

BLOG

11.05.2008

お酒が強い。

昨日、ある経営者の会の飲み会がありました。

私のような若輩者は、誘っていただけただけでも光栄なのですが、皆さんとても気さくにお話して下
さるんですよね(浜松の企業の社長さんばかり)。

大きくて、あたたかい方ばかりです。

(でも・・・何度参加しても緊張です・・・・・汗。)

こんな風に、業種も立場も様々な大先輩方にふれ、いろいろなお話を伺うチャンスがあることは、と
ても幸せです。いろいろ自分なりに考えさせられますし、目標にもなりますし。

それにしても、皆さんとても元気(親父のような年代の方々なんですが・・・)で、お酒も強い(笑)。

私は先に御暇させていただきました・・・・(情けない・・(笑))。

本日の音楽:Stereophonics [Just Enough Education To Perform] 03 Mr.Writer
ステレオフォニックスも好きですべてのアルバムを持ってます。これは3作目。このアルバムからUK
バンドらしくない渋いアメリカンロックテイストに変化しました(酒とタバコが似合う感じの)。カッコイイ
です。

11.04.2008

二重苦になる。

TVもネットも新聞も「あの」ニュース一色ですね。

今日は、

「ずっと純粋な気持ちでモノづくりをしていきたい」

「一職人、一技術者であり続けたい」

「客観的な見方のできる人でありたい」

「小さな幸せを大切にしたい」

そんな気持ちにさせられる一日になってしまいました。

それにしても、最近のTVキャスターの方々のコメントって、「一個人」のような無責任さと好奇心に
溢れているように思えます。事件に対する腹立たしさとは違う種類の、何とも言えない気分の悪さ
が残りますね(悪いニュースと??なコメントの二重苦です・・・)。

本日の音楽:COUNTING CROWS [ recovering satellites ] 02 Angels Of the Silences  
作者がどうなろうとも、作品は色褪せない・・・って思ってますが、どうなんでしょう・・・。今日紹介
の曲なんかもそうなんですが、イントロとともに蘇ってくる思い出や情景があります。そういうもの
は、何があっても色あせない、受け手側だけの財産ですよね。

11.03.2008

自覚症状のあるハダカの王様。

今月号の「rockin'on 」に載っているトム・ヨーク(レディオヘッド)の対談。

内容は昨年発表されたアルバム[ IN RAINBOWS ](このアルバムは購入者が価格を自由に設定
してダウンロードする方式で発表、その後にCDで発売(すべてレコード会社ではなくアーティスト主
導)されました)についてです。

この対談の中で、音楽作品の評価のされ方についての発言があって。

新しいアルバムを既存ルートで発売する場合に、

「一番最初にコメントした人物の意見が、その後の主な意見として参考にされてしまう」

「最初に意見を言った人物が作品の評価を左右する力を持っている」

と。これを避ける一つの手段として、唐突なタイミングでのダウンロード発売を選択したと。

※通常、作品完成→発売3か月前にサンプルCDを評論家などに送る→雑誌取材→発売、といっ
 た具合に、CDをたくさん売るための作戦(手順)があるらしいです。

そこには音楽業界独特の商業モデルがあると思いますが、世の中のすべての価値観や基準にも
当てはまる話ですよね。

良い・悪いと感じる感覚が、必ずしも自分自身の中にある感性でない・・・かもしれないということ。

何かしらの情報(雑誌やインターネットや口コミ)が意識の中にインプットされていて、それを基準に
良い・悪い欲しい・いらない、を判断している場合が多いかもしれないということ。

→(ただ純粋に、本能的に、好き(良い)と感じているモノなんて、実は存在しないのかも・・・)

他にも、

親の影響(親も何かの影響から作られた価値観で生きている(笑))もあるでしょうし。

友人の影響(友人も何かの影響から作られた価値観で生きている(笑))もあるでしょうし。

教育の影響(教育だって、何かに影響を受けた人たちの集まりで作られた価値観???)も大き
そうですよね。

こんなことを考えていると、「宇宙の果てってどこなんだろう?」「死んだらどうなるの?」と一緒で
夜も眠れなくなってしまいそう・・・(笑)。

なんだか訳のわからないことを言っていますが、憂いているわけではなくて、

たとえ自分自身が(自分自身の価値観が)誰かに作られたモノであったとしても、誰かの手のひら
の中で踊らされているだけだとしても、それを冷静に理解しつつ、あっけらかんと大手を振って人生
を歩んでいくのが、一番カッコイイし、オシャレだと思っているんですけど。

ん?この感じって、自覚症状のあるハダカの王様?=典型的なB型人間なだけ(笑)?

・・・(寒っ)。

本日の音楽:RADIOHEAD [ AMNESIAC ] 05 I Might Be Wrong  
11月にライヴDVDが出るようで。これは絶対買うでしょう。11月はいろいろと楽しみな月です。

11.02.2008

ココロのデザイン。

昨日は、朝に講話を聞いた後、村瀬充アトリエの村瀬さんと豊川で打ち合わせ。

その後、村瀬さん設計の、できたてホヤホヤ住宅「カイハウス」におじゃまさせていただきました。

スキップフロアで構成されていて、図面上はとても複雑なのですが、体感する空間としては、変化
に富みつつも、すっきりとしたまとまりのあるお宅です。

場所によって変化する視線の抜け、何処にいても感じる各フロアの連続感・・・・ついつい長居して
しまう空間でした。

村瀬さんが設計された住宅にお邪魔して、お施主さんのお話を伺って、いつも感じるのは、「充実し
たプロセス」を経て住宅が完成していることです。

「充実したプロセス」=信頼感=満足感、達成感=生き生きとした暮らし・・・・。

設計者には当然それぞれの「色」があります(そこが設計者選びのポイントですよね)が、

デザインすべきは「充実したプロセス」。目に見えないもの。過程やココロだと、つくづく・・・。

そんな住宅に出会うと、一訪問者である私も、とても幸せな気分になります。

本日の音楽:Snow Patrol [ Hundred Million Suns ] 02 Crack the Shutters 
コールドプレイ系ではあるものの、もう少し地味目?なUKバンド、スノウパトロールの新作。素直に
美メロな曲をやってます。聞きやすいですし、よい曲が揃ってます。このアルバム収録ではありませ
んがスパイダーマン3の主題歌も担当していましたね。

11.01.2008

せめてポジティブなピースになろう。

今日、日本サッカー協会、常務理事の桑原勝義さんの講話を聞きました。

藤枝東高で選手権に優勝し、日本代表でも活躍、元チェアマンの川渕さんや釜本さんと日本の
サッカー界を引っ張ってきたスゴイ方。

藤枝東の藤色のユニホームに「あこがれ」、日本代表のブレザーに「あこがれ」、上り詰めた選手
時代。プロ化、ワールドカップ出場を描いて奔走した指導者時代。そして今後の50年・・・。

時代を作ってきた方のお話はホントに魅了的でワクワクします。

が・・・・

桑原さんはお話の中で、背も低く、足も速くなくて、才能に恵まれていなかったというようなことをお
っしゃっていましたが、イヤイヤ(笑)。運動神経、努力の仕方、目標の持ち方・・・どれもフツウの人
じゃなかったハズ。弟さんだって、元ジュビロ磐田の監督(最近まで横浜Fマリノスの監督)までい
った人ですし、遺伝子的にもかなり・・・。

「あこがれ」だってフツウの人が持つ憧れとは全然別モノだったしょう(執念に近いようなものじゃな
いでしょうか)。

→勉強会や講演会で話す一流の方は、たとえ別のやり方でやったとしても成功するだろうし、別の
  分野であっても成功していたでしょう・・・なんて。

でも、こんな冷めたことを言っている私のような人間は、成功者には絶対なれませんね(笑)。

才能と努力で勝ち取った方の貴重な経験を見た、聞いた、多数の中から、また一人の成功者が生
まれて、またその人が多数に語る、魅せる・・・・そんなことの繰り返しで、日本の財産は作られてい
くのでしょうから(歴代の日本代表も作られるし、新しい技術も生まれるし、歴史に残る作品も生まれ
る・・・ということ)私のようにフツウな人間も、希少な日本の財産を生み出すのには必要な「ピース」
ってことで(笑)、胸を張って(胡坐をかいて(笑))いようと思います。

→ダメ人間(笑)。

※良い子のみんなは決してマネしないで、純粋に「夢」や「あこがれ」を追いかけてほしいと思います
 し、もちろん私だって「夢」や「あこがれ」の気持ち、持ってますよ!(笑)。

成功できなくても、誰でもポジティブな「ピース」の一つには、なれるハズ。

本日の音楽:Super Furry Animals [ Love Kraft ] 01 Zoom! 
程よくポップでエロクトロニック。多彩な曲。飽きないバンドですね。中でも私はこのアルバムが1番
のお気に入りです。

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