カタカナってスゴイ?
最近事務所に来てくれているA君に借りて、内田樹さんの本「こんな日本でよかったね」を読ん
でいます。
強引でユーモアのある内田さんの理論・論法が楽しいんですよね(真剣な内容なんですが・・・)。
この本の中には、自分に置き換えて考えられる内容、そうだそうだ!と賛同したくなる内容がたく
さんあるのですが、
その中からひとつ・・・P31「言葉の力」。
内田さんは、ある新聞の「・・・それでも私たちは信じている、言葉のチカラを。」というキャッチコピー
について、
「力」をカタカナ表記にしているのがよろしくないとおっしゃっています。なぜかというと、
・言葉の力を信じていないように見える
・コピーライターの心のふるえが露呈している
・斜に構えている感じ
・自分のセリフに照れている感じ
ということらしいのです。なるほどと思いつつ、かなりイタイ・・・(笑)。
私もこのブログで使いまくっています。カタカナ表記・・・。
確かに照れといいますか、少しおどけた表現をしたいとき、とっつきやすくポップな感じを出したい
ときなど、結構使ってますねー。
「ケンチク」とか「イエ」とか「ココロ」とか、それこそ「コトバ」とか・・・。
照れているといいますか、自分の発言に自信がないから、こういう表記になるのかもしれませんね。
でも、ただでさえグレーなニュアンスの表現が得意な日本語が、カタカナ表記を混ぜることで、さら
にビミョー(笑)なニュアンスを表現できるってスゴくないですか?「こんな日本でよかったね」って感
じです(笑)。
私、なにか間違ってますか・・・。
カタカナ表記を使わないと伝えられないのは、文章表現がヘタ(また・・)だからじゃ・・・?
どちらにしても、少しは気をつけた方がよさそうです。「先生」を「センセイ」と表現しりなんかすると、
突然バカにした感じになったりしますもんね。
本日の音楽:GUNS N' ROSES [USE YOUR ILLUSION] 04 KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
さっきNHKで長瀬智也さんが、好きだって言ってましたねコレ。私も、ガンズのバージョンはかなり
好きですね。オリジナルアルバムの中に入っていても何の違和感もないガンズ色でカッコイイです。