臨場感のある対談集です。
「西沢立衛対談集」(建築文化シナジー)を読んでいます。
西沢立衛さんと、原広司さん、伊東豊雄さん、藤本壮介さん、石上純也さん、妹島和世さん、長谷川祐子さん、6名の対談です。
ムズカシイ建築談議はあまり好きではないのですが(というか・・・自分ができないので(笑))、そんな私でも楽しめる建築談議集でした。
何がよかったかと言いますと・・・対談の場が、お互いが設計した建物の中であるというところ。
実際の建築を感じながらのお話は、とても臨場感のあるコトバであって、スッと入ってくる自然なコトバであって、読み手ノ私も自分の体験に置き換えたり、実際の場を想像したりして、いろいろ思いを巡らせることのできる内容でありました。
特に第一話目の、森山邸での原さんとの対談が興味深かったです(写真もかなりイイんです)。
森山邸を体験しながら、いろいろなことに思いを巡らせて、ご自身の(独特な)言葉で、かみしめるように森山邸を(西沢さんを)表現する原さんを、じっくり感じることができますよ。
「ああ、こんな風に会話できたらどんなに素晴らしいことか・・・」一生ムリですけど、そんなことを思ってしまう本でした(笑)。
本日の音楽:くるり [ 横濱ウィンナー ] 16 WORLD'S END SUPERNOVA
やっぱり臨場感があるのは良いということで・・・。ライブCD「Philharmonic Or Die 」の映像版。ホントにこのライブの「WORLD'S END SUPERNOVA」は最高です。みんなに聴いてほしい曲です。