隣の音が筒抜けなのに、とってもオシャレ。
V6の岡田准一君と麻生久美子さん主演の映画「おとなり」をDVDで観ました。
オシャレだけど、お隣さんとの間仕切り壁が薄い、木造アパートに住むカメラマンとフラワーデザイナーを目指してバイト中の女の子の、恋の物語。
面識のないお隣さん同士が、互いの音(鍵の音や鼻歌やコーヒーをひく音・・・)を感じて、次第に惹かれあっていく物語です。
お隣さん同士が・・・って話自体は結構ありがちだと思うのですが、お互いの「音」がテーマになっているところが、とても気持ちよくてオシャレで、ちょっと新鮮で・・・、好印象でした。
あと・・・
音を描きながら淡々とすすむ物語の中で、出演者の皆さんの演技がとても自然で。会話が、本当に何気ない私たちの日常会話そのものの雰囲気なんですよね。これも、気持ち良かったところです。
隣の音が筒抜けなのに、とってもオシャレ・・・そんなアパートあるんかい(笑)。
・・・なんてツッコミは置いておきまして(笑)、30代独身クリエーターは結構感情移入できてキュンとなる映画なんじゃないでしょうか(ねえ、天野君←映画館で観た人(笑))。
30代既婚者の私も、結構妄想できましたので(笑)。
・・・ああ、こんなアパートに住んでみたい(笑)。
設計上、防音・遮音は、かなり苦労するところですけれど、外や、隣の部屋の音が聞こえるって(時と場合と限度はありますが)、お互いの関係性があって、豊かで楽しいことだなぁ・・・なんて。
オススメな映画でした。
まだ見ていない方、エンドロールまで見てください。このエンドロールがまた、とってもイイんです。
本日の音楽:はっぴいえんど [ 風街ろまん ] 03 風をあつめて
「おとなり」の劇中で、たびたび麻生さんの鼻歌で流れるこの曲。かわいいです・・・鼻歌が(笑)。オリジナルは一度もかからなかったような・・・。そんなこんなで、再び聴き直してみても、全然古くないです。今現在の「くるり」なんかは、このアルバムと、とても近い雰囲気を感じます。