夢の中。
クリストファー・ノーラン監督(「メメント」「ダークナイト」など)の「インセプション」、DVDで観ました。
主人公コブ(ディカプリオ)は人の夢の中に入り込み情報を盗むスパイ。
ある日、大企業のボス・サイトウ(渡辺謙)がライバル会社を解体するため、コブにシゴトを依頼する。依頼内容は、ライバル会社の社長の息子の夢に入り込み、息子の潜在意識のなかに「父親の会社を引き継ぐのではなく解散し自分の力でやっていく」というアイディアを植えつける・・・というもの。
スペシャリスト6人(メンバーは安定した夢をみるため鎮静剤をつくる「調合師」など。なんと夢の世界を構築する「設計士」もいます!)と潜入した息子の夢の中で息子の護衛兵たちと交戦しながら、さらにその夢の中の夢に潜入し、さらにまた、、、と、どんどん深い夢に落ちていく・・・。
・・・エンディングは、夢の世界なのか現実なのか・・・夢ならどのシーンから既に夢の世界だったのか???見た人解釈がかなり分かれるであろうシーンでした。
観終わった気分は正に、ヘンな夢を見たあとの寝起きな気分。。。
わかったようなわからなかったような、記憶に残っているようなでも思い出せないところもあるような、つじつまが合っているようでいて全然合っていないような。
そんなあいまいな夢の世界(マイナーな題材?)が見事に表現されていて、でも大作としてもちゃんと成り立っている(「ダークナイト」もそのあたりが両立されている映画ですよね)ツボな映画でした。
本日の音楽:Radiohead [ Bends ] 06 Nice Dream
せっかく見るならなら楽しい夢を見たい!でも夢の中の職業は「設計士」でなくてもいいかも(笑)。