なるようになる。
先日紹介しました斉藤和義の新作「斉藤」「和義」と同時に発売された、エッセイ「斉藤和義本」です。
私が大学生の頃「君の顔が好きだ」で初めて知って以来、シンプルで普遍的な楽曲と、ひょうひょうとした語りに共感して、20年近くずっと斉藤和義を聴きつづけてきました。
彼のルーツも、デビューのきっかけも、いろいろなものの考え方も、ほとんど知らずに聴きつづけてきましたけれど、
このエッセイで書かれている、「ギターとの出会い」「猫のこと」・・・「おやじ」・・「エロのこと」・「音楽を作るということ」・・・どれも、ああ、だから自分は斉藤和義の歌が好きだったんだなぁと腑に落ちる話で嬉しくなりました。
アツくも醒めているといいますか、、、どこか自分を(男を)自虐的に見て笑っているといいますか、、、そして、その物事のとらえ方が凄く一貫してる。整理されている。
こういう人が大好きなんですよね。
こういう人が一番知的で前向きな人なんだって、心底思います。
(このエッセイの中でも名前が出てきますけれど、リリーフランキーさんもそうですよね)
そんなスタンスで、質の高いものを長く作り続ける人ってホントにカッコイイです。
「笑うって、大事なこと」・・・何かしんどいことがあっても"そのうちまた笑い話にできるんだろうな"と思って過ごしています。
「女性について」・・・※※※(笑)
「なるようになってきた」「最後には、きっとできる」・・・デビューした頃からアルバム作りのたびに、土壇場で"火事場のバカ力"が出て、最後に一気に仕上げる、というパターンで乗り越えてきた。
・・・ホントにいろいろ、いろいろな意味で、共感とあるある(笑)。
本日の音楽:斉藤和義 [ 素敵な匂いの世界 ] 05 君の顔が好きだ
♪君の顔が好きだ♪という歌詞がストレート過ぎ(笑)で、初めて聴いたときは衝撃でした。でも、これだけストレートに言えるって、愛情のいっぱいでお互いに心が通っていることの裏返しなんだって、勝手に解釈して、この歌が好きなことを正当化しています(笑)。→YouTube