街の中に同じカタチの建物を7棟建設します。
私たちが今年度、新たに設計しました磐田市の公共施設、「コミュニティ消防センター」(その1)の建て方が3地区すべてで完了しました。
「コミュニティ消防センター」は、1階に消防車庫と倉庫、2階に集会場がある地域の消防防災拠点施設です。
建物の形状はすべての地区で同じ(左右反転バージョンがあります)。敷地のシチュエーションによって配置計画と基礎構造設計のみを変更することによって、7地区に建設していきます(今年度(その1)は3棟、来年度(その2)には4棟を建設)。
中泉地区「Type R」
竜洋地区「TypeR」
磐田原地区「TypeL」
どのような環境の地区に建っても違和感がないシンプルな形状、消防団の皆さんのハードな使用に耐えられるよう武骨な構造、また棚の増設などそれぞれの地区ごとの伝統に合わせてカスタマイズがしやすい素材構成としています。
また、7棟を同じ図面で同じ形状の建物を作るため図面を「標準図化」する工夫もしています。
地域住民の皆さんのための、防災拠点のシンボルとなる施設が、良質な建築物として磐田の街の中に点在していったら、、、それはとても素晴らしいことだと思います。同じ形状とすることで防災拠点としての認識もされやすいでしょう。
このようなお仕事に関わることができ、設計事務所としてとてもやりがいを感じています。