ロックンロールが降ってきた日。
様々なアーティストが、少年だった頃に、巷に流れていた音楽、夢中になった音楽、影響を受けた音楽について語っています。
「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の後藤さんなど、ワタシと同じ1970年代生まれのアーティストの皆さんの音楽は、「光GENJI」から始まって、「UNICORN」、「OASIS」、「BECK」などなど、
同世代として時代の空気まで分かるので、
読み進めていくほどに、、、
自分が体感してきた音楽が次々と登場するたびに、、、
「うん、うん、そうそう!」と共感。
とても楽しい本でした。
それにしても、
少年の頃から大学生の頃までに触れたものって、どうしてあんなにすんなりと自分の中に入ってきたのでしょう。
小学生から中学生の頃、TVから飛び込んできた「TM NETWORK」や「UNICORN」や「B'z」や「電気グルーヴ」、高校の頃友人から教えてもらった「U2」や「BON JOVI」や「Billy Joel」や「Phil Collins」や「Van Halen」。大学生の頃FMラジオを熱心に聴いてチェックしていたころの「OASIS」、や「Blur」や「R.E.M.」や「Pearl Jam」などなど(大学時代に出会った音楽は多すぎてピックアップしきれません(笑)!)。
それ以降に出会った音楽に比べ、カラダに染みついている度合いが全然違うんですよね。
音楽だけでなくそんな建築についても(本業ですものね(笑))。
私にとっての「TM NETWORK」や「OASIS」のような建築家について。
1年生の時大学院の先輩から教えていただいた「Richard Meier」(ケンチクって美しい!と感銘を受けて、2年生3年生の設計課題で引用しまくっていました(笑))。その後、建築雑誌「SD」を読んで一目惚れした「Enric Miralles」(マドリッドを旅行をした際に、「マドリッドの文化センター」を見学することができて感激しました!)、4年生になって雑誌「a+u」を読んで衝撃を受けた「Lebbeus Woods」とTOTOのカレンダーで知って好みのど真ん中だった「Neil Denari」(ケンチクって自由だ!と嬉しくなって建築設計をより好きになるきっかけとなった二人です)。
とにかく学生時代は、見るもの聴くもの感じるものすべてに対して素直でしたよね。
(謎なのは、ミュージシャンを目指す発想すらなく建築設計の道に進んだことですけれど(笑)。ロックの方が圧倒的に多く触れていたし、刺激を受けていたはずなのに(笑)。)
40歳を過ぎた今は、好きな音楽や建築やスポーツに接した時でも、どこか複雑で分析的。。。
経験や知識の量の違い、時代の違い、いろいろと要因はあるのでしょうけれど、ちょっと寂しい気もします。
でも、少年の時のままのヒリヒリとした感情を持ち続けていたとしたら、、、
何かとんでもなく刺激的なモノに出合った時、
後先を考えずにとんでもない夢を目指すと言い出すオジサンになってしまうかも(今更ミュージシャンとか映画監督とか(笑))と考えると、、、
それはそれで恐ろしい(笑)。
あっ、建築の分野でそんな風に感じることができたなら、全然問題ないのかな(笑)。
兎にも角にも、精進精進です。
本日の音楽:Blur [ The Magic Whip ] 07 My Terracotta Heart
ついに発売です。Blurのオリジナルメンバーによる16年ぶりの新作!約20年前、ブリットポップ全盛の頃、OASISとのチャート対決で盛り上がって当人同士も舌戦を繰り広げていた時代、ワタシは完全にオアシス派でしたけれど、今はどちらも大好きです。OASISのノエルとBlurのデーモンが、今では仲が良くなって共演話があるくらいらしいので、、、誰でも年を重ねればオトナになるってことなんでしょうか。→YouTube