月へ行く。
「KAGIYAビル」で現在開催中の、403architecture [dajiba]による、ヴェネツィア・ビエンナーレ報告展「プレゼント・ブリッジ」。
2月4日のオープニングパーティーとトークイベントに参加してきました。
展示の中心は、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館に出展された作品「ヴェネチアの橋」。
この作品は、[dajiba]の三人と、ヴェネチアを拠点として活動するヴェネチアングラスアーティスト土田康彦さん、構造家の金田泰裕さんとのコラボレーションによるもので、浜松に根付き人と人の縁を大切に、材の転用をテーマに、美しい建築を作ってきた[dajiba]らしい作品です。
建築とアートの化学反応はとても刺激的で、、、
トークイベントでは、皆さんの出会いから制作過程、受賞まで、興味深く拝聴。また、この日の聴講者の皆さんは、建築関係者だけでなく、土田さんの後援会の皆さんや、辻さんの同級生の皆さんなど多彩で、建築のレクチャーとは一味違った、ほのぼのとした空気感もとても楽しかったです。
([dajiba]の3人の子供の頃のエピソードが飛び出したり(笑)!)
アーティストと建築家や構造家との違いについて、土田さんが、「月を見て、、美しいと感動して創作活動のモチベーションにするのがアーティスト、距離を測ってどうやって月まで行こうか考えるのが建築家」とおっしゃっていたのも、(自分自身のことも含め)なるほどーでした(笑)。
なんだかとても幸せな気分になったひと時。。。
この展覧会については、後藤連平さんによるレポートがarchitecturephoto.netにアップされていますので是非!
この日は、その後、静岡文化芸術大学で開催された、グラフィックデザイナー佐藤卓さんのレクチャー「デザインで、ご飯を食べるということ。」へも。
誰もが知っている「デザインあ」や「おいしい牛乳」などの制作秘話だけでなく、偶然こちらでも、佐藤卓さんの学生時代のお話を伺い、またまたほのぼのとした気分に・・・
でもちょっと冷静になってみると、、、
「プレゼント・ブリッジ」の皆さんも佐藤卓さんも、学生の頃から、意志の強さも、興味の持ち方も、頭脳も、行動力も、なにもかもずば抜け過ぎてる(汗)。
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さてさて、自分にできることって、いったいなんだろう。
本日の音楽: 奥田民夫 [ Car Songs Of The Years ] 07 月を越えろ
佐藤卓さんは、学生の頃、レコードジャケットを見てデザインに目覚めたそう。私もCDやレコードのアートワークが大好きで、本業は建築なのに、夢は、ジャケットのデザイン(自主制作ではなくちゃんと流通に乗るやつですよ)を手掛けることだったりします(笑)。
毎年、毎年の無礼をどうかお許しください。。。
2週間くらい前から、そろそろと言いながら、、、
延ばし延ばしになってしまっていました「寒中お見舞い」。
「寒中お見舞い」成立ギリギリの本日、ようやく投函いたしました(毎年このような感じで、本当に申し訳ございません・・・)。
渡辺事務所の年賀状・寒中お見舞いは、必ず干支をモチーフにするルールです。
今年は「酉」。
ドットのニワトリです。
デザインしたのはスタッフの中村さん。
本日の音楽: oasis [ Heathen Chemistry ] 05 Songbird
ニワトリは、この曲のようなかわいらしい「さえずり」という感じではないですが・・・。リアムの作曲として初のシングル。名曲です。