山と谷を楽しむ本。
「"山"と"谷"を楽しむ建築家の人生」(山崎 健太郎・西田 司・後藤 連平 編)を、アーキテクチャーフォト後藤さんご本人から送っていただきました。
インタビューを受けておられる建築家の皆さんが同世代で、私も設計事務所を主宰しているということもあって、とても身近な、自分がそこにいて一緒にお酒でも飲みながらお話を伺っているような気分で楽しく読ませていただきました。
この本は、設計に進むことを迷っている建築学生に向けてのメッセージでもあるということで、それぞれの建築家の、それぞれの「何事もやってみなければ始まらない」「やってみればどうにかなる」が、多くの学生の皆さんの設計への一歩の後押しになればいいなぁと思います。
同時に、様々な状況下で迷いながら頑張っているすべての人が、読み進めていくうちに必ずどこかで「自身の今がこれはこれで良いんだ、アリんだ」と思える本なんじゃないかとも思います。
表紙の手触りも良くって、ほっこり温かい本です。
みなさま、是非。もう本屋さんにも並んでいるようです。
そうそう、各章の最後に掲載されている7名の建築家の皆さんのモチベーショングラフも白いです。それぞれの人柄や性格や視点が浮き彫りになっているといいますか(笑)。私も書いてみようかな。
でも、ドラマチックな山も谷もないから、つまらない横ばい一本線になってしまいそう。・・・という風に自分の事をとらえてしまうのも、性格なのか(笑)?
本日の音楽: 安藤裕子 [ 大人のまじめなカバーシリーズ ] 11 ぼくらが旅に出る理由
カバーもいろいろありますが、この安藤裕子バージョンは本当に大好きで。聴いている時の高揚感、聴いた後の爽快感がハンパないんです。