06.16.2021

少し前になりますけれど、
最近のプロジェクトを振り返りつつ事務所内勉強会。

気分を変えて、
場所は、渡辺事務所の非常勤職員、辻君の自邸。
辻君が御祖父様から受け継ぎ少しずつ改修しながら暮らしている木造家屋で、
なんと元設計は私が事務所設立前に11年間所属していた竹下一級建築士事務所です。

なんという偶然!なんという巡り合わせ!

部位ごとに少しずつゆっくりと手を加えていく手法は、
既存の建築にも、暮らしにも、優しく、
とても自然で心地よく。

完成したばかりのお風呂にも入らせてもらって、幸せな時間の経過を満喫しました。
最近お気に入りのバンド「Wolf Alice 」。スケールの大きなバラード、ポップソング、ハードなロックなど楽曲はバラエティに富んでいるものの、全体的にダークな雰囲気でアルバムとしての統一感もあって、かなりツボってます。ボーカルのエリー・ロウゼルのビジュアルも声もとても魅力的。
06.13.2021
日本建築家協会(JIA)東海支部の機関誌「ARCHITECT」2021年6月号の表紙を担当しました。
今年度の表紙連載は毎月異なる40代の会員12人によるリレー企画です。テーマは「思考の跳躍」とのこと。
私は、豊岡中央交流センター(上)/磐田卓球場ラリーナ(中) / ヘルツ電子株式会社 新本社(下)、それぞれの初期案(左)と実施案(右)を比較したものとしてみました。
「豊岡中央交流センター」は、ボックスインボックスでワンルームな平面計画から、ゾーンごとに貫通路で区画された平面計画に。
「磐田卓球場ラリーナ」は、アリーナ特有のボリューム感を消すために提案したノコギリ屋根(小さな片流れ屋根の集合体)案から、棟部分が曲面のシームレスな切妻屋根案に。
「ヘルツ電子株式会社 新本社」は、2階オフィスの西日と外部からの視線対策で、サッシとパンチングメタルのクリアランス600mmのダブルスキンとしていた西面ファサード(図面の下側)が、1階工場の荷受け庇と2階オフィスのリラックススペースを兼ねた奥行き3000mmのバルコニーへ変化。
初期案から実施案の間には発注者の皆さんとの膨大なやり取りがあり、そこで伝えてくださった様々なこと(特にネガティブなこと=コラムではこれを"モヤモヤ"と表現してます)が、案を良い方向へ導いてくれたという手ごたえが、いつもあります。
自信を持って生み出した自分たちの案を、一旦少し手放すような。。。
そんな設計が良いのではないかなと思っています。
モービー初期の名盤「Play」のBサイド。オアシスの2nd「(What's The Story) Morning Glory?」の頃にリリースされたBサイド集「The Master Plan 」もそうですが、絶好調時代のシングルの2曲目3曲目は本当に良い曲が多くて、もっと出し惜しみしてシングル(A面)にすればいいのにと思うくらい。どちらのアーティストのBサイドアルバムもオリジナルアルバム同等かそれ以上に素敵で、超おススメ盤です。特にモービーのこのBサイドは本家「Play」のアートワークと色違いで、カラーバリエーション好きなワタシにはめちゃくちゃツボ。電気グルーヴの「A」と「recycled A」と同じ感じ。