お見舞い申し上げます。
地震・津波の被害に遭われたみなさま、ご家族や親族のみなさまにお見舞い申しあげます。
めまいと勘違いするような揺れであったここ磐田の地震情報を得ようと電源を入れたTVだったのですが、その後次々に報道される想像をはるかに超えた情報と映像に深夜まで画面の前を動けませんでした。
地震から一夜明けた今日、被害の状況が明らかになるほどに事態の深刻さが増し、朝から辛い気分で過ごしておりましたが、「伊東忠太 可睡斎護国塔100年展」倉方俊輔先生の記念講演は予定どおり開催されるとのことで午後から袋井市の可睡斎へ。
大変な状況の中、黙祷し始まった倉方先生の講演会と見学会は、伊東忠太の魅力はもちろん
地元に歴史的に貴重な建築があること、
地元を盛り上げていこうという熱意をもった方がたくさんおられること、
そして地元にいながらにして倉方さんのような方の貴重なお話を伺えること、
すべてに感謝感謝の3時間でした。
嬉しい出会いもたくさんありました(みなさんまたお会いしましょう!)。
また、伊東忠太のエネルギッシュな生きざまとユーモアとオリジナリティにあふれた建築に触れ、倉方先生の明るく温かいお人柄に触れ、、、被害を受けなかった地方の者として、また建築にかかわる者として、前を向いてやっていかなければいけないと勇気が湧きました。
とにかく、目の前のできることやるべきことをやっていこう。
本日の音楽:Scala & Kolacny Brothers [ It Al Leads To This ] 05 Yellow
ベルギーのコーラスグループによるロックミュージックのカバー。Radiohead、U2、このColdplayなどなど。どの曲も感動的で癒されます。みんなに届けたい曲たちです。→Yellow・We Are The World
夢の中。
クリストファー・ノーラン監督(「メメント」「ダークナイト」など)の「インセプション」、DVDで観ました。
主人公コブ(ディカプリオ)は人の夢の中に入り込み情報を盗むスパイ。
ある日、大企業のボス・サイトウ(渡辺謙)がライバル会社を解体するため、コブにシゴトを依頼する。依頼内容は、ライバル会社の社長の息子の夢に入り込み、息子の潜在意識のなかに「父親の会社を引き継ぐのではなく解散し自分の力でやっていく」というアイディアを植えつける・・・というもの。
スペシャリスト6人(メンバーは安定した夢をみるため鎮静剤をつくる「調合師」など。なんと夢の世界を構築する「設計士」もいます!)と潜入した息子の夢の中で息子の護衛兵たちと交戦しながら、さらにその夢の中の夢に潜入し、さらにまた、、、と、どんどん深い夢に落ちていく・・・。
・・・エンディングは、夢の世界なのか現実なのか・・・夢ならどのシーンから既に夢の世界だったのか???見た人解釈がかなり分かれるであろうシーンでした。
観終わった気分は正に、ヘンな夢を見たあとの寝起きな気分。。。
わかったようなわからなかったような、記憶に残っているようなでも思い出せないところもあるような、つじつまが合っているようでいて全然合っていないような。
そんなあいまいな夢の世界(マイナーな題材?)が見事に表現されていて、でも大作としてもちゃんと成り立っている(「ダークナイト」もそのあたりが両立されている映画ですよね)ツボな映画でした。
本日の音楽:Radiohead [ Bends ] 06 Nice Dream
せっかく見るならなら楽しい夢を見たい!でも夢の中の職業は「設計士」でなくてもいいかも(笑)。
space。
楽しみにしていました [ 出張N in 浜松 東条香澄展「space」 ] がオープンしました!
florist_gallery Nさんとしては初の試みとなる今回の出張展が浜松であること。。。本当に嬉しいです!
早速、初日にスタッフの天野君とお邪魔してきました。
「第11回 浜松市美術館版画大賞」を受賞された東条香澄さんの作品「space」は広大な宇宙空間のようでもあり、微細な細胞のようでもあり・・・不思議な奥行きを感じる魅力的な作品でした。
出張展は3月20日(※土日のみ)まで、浜松市中区田町かぎやビルで開催されています。シンプル・コンパクトな空間で、東条さんの作品をじっくり鑑賞できます。皆さん是非足を運んでみてください!
そうそう、オープニングパーティー後の、名古屋方面から来られていた皆さんとの懇親会も、とても楽しかったんですよ。が、、、少々飲みすぎた天野君がシメのラーメン屋さんで事件を・・・。みなさま、お騒がせしてスミマセンでした(笑)。
本日の音楽:The xx [ Xx ] 08 Night Time
東条さんの作品はこのThe xxのような音楽と凄く合いそう(勝手なことを言ってスミマセン・・・)。いつか私の好きなバンドのアートワークを手掛けていただけたら、音楽好きな私としては凄くうれしいんですけれど。。。
アンテナでいろいろ。
先週、メディアプロジェクト「untenor」によるレクチャーシリーズ「都市の現象学」( RE_DM_sideA_3.pdf)の第1回で知り合った「FUT.都市建築設計」の水野さんが常滑より磐田まで遊びに来てくださいました。
「イワタノイエ」や「ナオハウス」、建設中の「LIGHT・GREEN・HOUSE」をご案内して、水野さんのお仕事もポートフォリオで見せていただいて、いろいろお話し。
それから、、、常滑と言えばやきもののまちINAXのお膝元!ということで、水野さんの伯父さんの会社「水野製陶園」の製品「溶岩レンガ」や「空洞レンガ」もご紹介いただきました。特に「溶岩レンガ」が自然な風合で良い感じ。わけあり商品や在庫品などをお値打ち価格で販売したりもしているということですので興味のある方は是非ホームページをチェックしてみてください。
その後、レクチャーシリーズ「都市の現象学」(第4回)、建築家 吉村靖孝さんによる「システムの現象」を水野さんと拝聴。
吉村さんの著書で以前からなじみのあった「コンテナハウス」「超合法建築図鑑」についてのナマのお話や今話題の「NOWHERE」「CCハウス」のお話をたっぷりと伺いました。
現在の日本の建築業界(建築家の考え方)を揺さぶるような、それでいて自らの新しい市場も切り開くような活動に感服。。。
自分自身の、日頃の受け身な姿勢を反省。。。
深夜まで続いた懇親会も含めて刺激的な1日でした。
水野さんとの出会い、吉村さんの貴重なレクチャー、お酒(笑)・・・・たくさんの「つながり」を提供してくれた「untenor」のお二人に改めて感謝。
本日の音楽:Foals [ Total Life Forever ] 05 Spanish Sahara
個人的に昨年のUKベストソングなこの楽曲。何度も紹介していますが是非みなさんに聴いていただきたい1曲です!
気を取り直して。
第83回アカデミー賞が発表になりました(なんだか司会や演出について、あれやこれや言われているようですね)。
個人的には、ひいきにしていた「ソーシャル・ネットワーク」の結果に喜んでガッカリして・・・。
まず幸先良く、音楽を担当したトレント・レズナーが見事「作曲賞」受賞!
その後、、、デヴィッド・フィンチャー監督、「監督賞」も「作品賞」も落選。。。
作品賞はともかく、監督賞はあげてもいいんじゃ(無愛想ですし、嫌われているのかな)・・・。
あーあ、残念。気を取り直して、、来週あたり作品賞と監督賞を受賞した「英国王のスピーチ」観に行きますか←結局はミーハーなだけ(笑)。
そうそう、3月は浜松のCINEMAe_raで「ハーブ&ドロシー」も上映されます。
こちらも是非観たい映画。どなたか一緒に映画館のハシゴしません(笑)?映画クラブつくります(笑)?
本日の音楽:Soundtrack [ Social Network ] 01 Hand Covers Bruise
何度も紹介してしまいますが・・・映画を観ていなくても是非聴いてほしいアルバムです。程よくエレクトリックで刺激的、でも結構癒し系(笑)。特にPCに向かってシゴトをしている方には良いBGMになると思います。