デヴィッド・ボウイと建築模型。
寺田倉庫の1階にある「建築倉庫」へ。
こちらも、ちょっと前のお話しです。
(「建築倉庫」は、名建築や話題の建築の貴重な模型たちに出合うことのできるミュージアム)
建築そのものとは別の、美術品やプロダクトとしての魅力と、建築的思考を表現するツールとしての本来の魅力が同居するのが「建築模型」。
これを、ひとつひとつ、いろいろな想像をしながら眺めるのは、本当に楽しいです。
温度や湿度や光が徹底的に管理された環境で保存される模型たちは幸せ。
羨ましいです。
目的によって変わるスケールや素材、精度、そしてそれぞれの設計事務所による個性、、、
勉強になりました。
と同時に、なんだか、めちゃくちゃヤル気も湧いてきましたよ。
私たちも、「建築模型」の魅力に取りつかれている事務所。。。
もっと、素敵な模型を作りたいし、鑑賞に堪えうる模型を作りたい。
・・・あっ、もちろん素敵な建築もです(笑)!
そうそう、
この時、同じ寺田倉庫では、
デヴィッド・ボウイの世界観やキャリアを総括した大回顧展「DAVID BOWIE is」が開催されていて、、、
時間の関係で入ることはできなかったのですけれど(泣)、、、
建築模型とデヴィッド・ボウイ・・・
二度とない私にとってツボ過ぎな組み合わせ。
会期中に必ずまた来るぞ、と誓って東京を後にしたのでした。
なんと、
最近になって、R食堂さんから展覧会のお土産を頂いてしまいって、、、
ああ、やっぱりこれは、本当に行くしかない(笑)。
本日の音楽: David Bowie [ Blackstar ] 07 I Can't Give Everything Away
展覧会しか入手できないレコードも販売されているそうで・・・
どちらも魅力的で。
ちょっと、
随分、前の話になってしまいますけれど、
同じ日に、ギャラリー間で開催されていた「トラフ展 インサイド・アウト」(現在は「堀部安嗣展 建築の居場所」が開催中)と、、「すみだ北斎美術館」(妹島和世建築設計事務所)を見ました。
「トラフ展」の方は、トラフのお二人の頭の中を覗くような、プロダクトや建築模型や素材などが並列に並べられた3階の展示が、とても軽やかで楽しく、建築の自由を感じるものでした。そして、4階の、この展示の中を走る模型の電車から撮影された動画がまた・・・素晴らしくって(泣)。→YouTube
斜めの壁と三角のスリットによって、各階のボリュームが分割されたり統合されたりする「すみだ北斎美術館」は、凄い精度で作られた高度な建築。だからでしょうか、逆に建築の不自由さも突きつけられてしまうような感じもあって(重力や雨水や人のスケールなど、建築が抱える不自由さに真っ向から挑戦しているからでしょうか)。。。
でも、斜めの壁やスリットを見上げると、スリットの中に入って向こうを見通すと、ただただ美しくって、やっぱり建築はいいなぁとも。
でもでも、やっぱりトラフにも憧れる。プロダクトやグラフィックのお仕事、いいなぁ(笑)。
本日の音楽: The Chemical Brothers [ Come With Us ] 04 Star Guitar
自分の設計した建築やプロダクトに好きな音楽を付けて映像化する・・・想像しただけでもテンションが上がります(笑)。どんな曲がいいかとか妄想してみたり・・・。
羨ましすぎる。
来週末、いよいよJリーグが開幕ですね!
渡辺事務所にも予約していたジュビロ磐田のチケット(シーズンシート)が届きましたよ。
渋いチケットケースをデザインしたのは、、、友人であるテクイジデザインの星野さん!
(羨まし過ぎるお仕事です。。。)
シンプルになったユニフォームもめちゃくちゃ好みですし、
今シーズンは、ビジュアル的な側面からも、かなりテンションが上がっています!
早速、事務所のカレンダーに試合日を記入しました。
スタッフのみんなにも、順番でスタジアムに行ってもらう予定です。
本日の音楽: 水曜日のカンパネラ [ SUPERMAN ] 05 チンギス・ハン
「水曜日のカンパネラ」の新譜です。メジャーデビューとなって、よりオシャレな音になったような・・・。相変わらず気持ちの良い音の楽曲が並んでいます。
ミーティング。
サンライズのロボットアニメ「戦闘メカ ザブングル」(1982-1983)に登場する主役メカ「ウォーカーギャリア」と「クラブタイプ」「レッグタイプ」。
これ、バンダイの「スーパーミニプラ」というシリーズの食玩です。
本当によくできていて、ホレボレ。
イマドキは、原作の2Dのアニメより、3Dであるプラモデルの方がカッコイイ(しかも食玩)という・・・。
(昔は完全に逆で、買ったプラモデルをいかにカッコよく改造するかが楽しみポイントでしたよねー)
実は、
偶然にも、このウォーカーギャリアのキットは、4つの箱に分かれていて、、、
渡辺事務所の人数とピッタリ(笑)!
で、
これが、
土曜日、午前の、
渡辺隆建築設計事務所のミーティング風景・・・(笑)。
本日の音楽: Soundtrack [ 戦闘メカ ザブングル ] 01 疾風ザブングル
プラモデルを作ったことがなく、ザブングルをガンダムに登場するロボットだと思っていたスタッフの増田君でも、ロボットアニメにはまったく興味のないスタッフの中村さんでも、この主題歌は知っている(笑)!名曲です。いつ聴いても元気が出ますよね。
月へ行く。
「KAGIYAビル」で現在開催中の、403architecture [dajiba]による、ヴェネツィア・ビエンナーレ報告展「プレゼント・ブリッジ」。
2月4日のオープニングパーティーとトークイベントに参加してきました。
展示の中心は、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館に出展された作品「ヴェネチアの橋」。
この作品は、[dajiba]の三人と、ヴェネチアを拠点として活動するヴェネチアングラスアーティスト土田康彦さん、構造家の金田泰裕さんとのコラボレーションによるもので、浜松に根付き人と人の縁を大切に、材の転用をテーマに、美しい建築を作ってきた[dajiba]らしい作品です。
建築とアートの化学反応はとても刺激的で、、、
トークイベントでは、皆さんの出会いから制作過程、受賞まで、興味深く拝聴。また、この日の聴講者の皆さんは、建築関係者だけでなく、土田さんの後援会の皆さんや、辻さんの同級生の皆さんなど多彩で、建築のレクチャーとは一味違った、ほのぼのとした空気感もとても楽しかったです。
([dajiba]の3人の子供の頃のエピソードが飛び出したり(笑)!)
アーティストと建築家や構造家との違いについて、土田さんが、「月を見て、、美しいと感動して創作活動のモチベーションにするのがアーティスト、距離を測ってどうやって月まで行こうか考えるのが建築家」とおっしゃっていたのも、(自分自身のことも含め)なるほどーでした(笑)。
なんだかとても幸せな気分になったひと時。。。
この展覧会については、後藤連平さんによるレポートがarchitecturephoto.netにアップされていますので是非!
この日は、その後、静岡文化芸術大学で開催された、グラフィックデザイナー佐藤卓さんのレクチャー「デザインで、ご飯を食べるということ。」へも。
誰もが知っている「デザインあ」や「おいしい牛乳」などの制作秘話だけでなく、偶然こちらでも、佐藤卓さんの学生時代のお話を伺い、またまたほのぼのとした気分に・・・
でもちょっと冷静になってみると、、、
「プレゼント・ブリッジ」の皆さんも佐藤卓さんも、学生の頃から、意志の強さも、興味の持ち方も、頭脳も、行動力も、なにもかもずば抜け過ぎてる(汗)。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・。
さてさて、自分にできることって、いったいなんだろう。
本日の音楽: 奥田民夫 [ Car Songs Of The Years ] 07 月を越えろ
佐藤卓さんは、学生の頃、レコードジャケットを見てデザインに目覚めたそう。私もCDやレコードのアートワークが大好きで、本業は建築なのに、夢は、ジャケットのデザイン(自主制作ではなくちゃんと流通に乗るやつですよ)を手掛けることだったりします(笑)。