センカンサンノイエ
建設会社の現場監督であるご主人と、学校の教師である奥様と、4人のお子様のための住宅です。敷地は豊かな自然に囲まれた緩斜面。ご両親がお住まいの母屋や車庫が点在しています。この家を建設する以前は、この母屋に三世帯一緒に暮らしており、子供たちはここでたくさんの大人に見守られながら自然に囲まれて遊び成長してきました。センカンサンノイエは、1部屋よりは大きく1間よりは小さな適度なボリュームの3つのボックスからなり、それを三角形の外部的な内部空間でつなぐという構成でできています。それぞれのボックスはコーナー同士少し隙間を開けて接しており、これによって周辺環境が内部に沁み込むように、またボックスの独立性が高まるようにしています。こうすることによって、以前にも増して、周辺環境と近く母屋との家族関係も密接である住まいを目指しました。
撮影:長谷川健太
センカンサンノイエ
設計時に制作しました1/30と1/100スケールの模型です。3つのボックスの関係性や距離感をなどを検討しています。