第三走者。
日本建築家協会(JIA)東海支部の機関誌「ARCHITECT」2021年6月号の表紙を担当しました。
今年度の表紙連載は毎月異なる40代の会員12人によるリレー企画です。テーマは「思考の跳躍」とのこと。
私は、豊岡中央交流センター(上)/磐田卓球場ラリーナ(中) / ヘルツ電子株式会社 新本社(下)、それぞれの初期案(左)と実施案(右)を比較したものとしてみました。
「豊岡中央交流センター」は、ボックスインボックスでワンルームな平面計画から、ゾーンごとに貫通路で区画された平面計画に。
「磐田卓球場ラリーナ」は、アリーナ特有のボリューム感を消すために提案したノコギリ屋根(小さな片流れ屋根の集合体)案から、棟部分が曲面のシームレスな切妻屋根案に。
「ヘルツ電子株式会社 新本社」は、2階オフィスの西日と外部からの視線対策で、サッシとパンチングメタルのクリアランス600mmのダブルスキンとしていた西面ファサード(図面の下側)が、1階工場の荷受け庇と2階オフィスのリラックススペースを兼ねた奥行き3000mmのバルコニーへ変化。
初期案から実施案の間には発注者の皆さんとの膨大なやり取りがあり、そこで伝えてくださった様々なこと(特にネガティブなこと=コラムではこれを”モヤモヤ”と表現してます)が、案を良い方向へ導いてくれたという手ごたえが、いつもあります。
自信を持って生み出した自分たちの案を、一旦少し手放すような。。。
そんな設計が良いのではないかなと思っています。